【子育て】子供が嘘をつく理由はこれだった
こんにちは、6歳の長男がよく嘘をつくので叱っても諭しても全くもって効き目がなく、また嘘をつかれては怒って…の繰り返しにヘトヘトな武者小路カオリです。
昨日、大珍事件が起こり、その事でハッと我に返りこれまでの子育てにおける失敗に気付かされたので忘備録としても書きたいと思います。
大珍事件とは?
夜、6歳と1歳の子供達が寝る準備に入ろうと夫が1歳の子を寝かしつける為寝室に行ったら、
夫「ねぇねぇ!!来て来て!!めっちゃ可愛い!見た方が良いから早く来て!!」
と、急いで私と長男を呼ぶので行って見ると、ベッドの上に小さな小さなカマキリの赤ちゃんがヨチヨチ歩いていたんです。
夫「僕、こんな小さいの初めて見た*!可愛いから一眼レフで写真撮るわ!」
(*ヨーロッパ人の彼、日本に来て初めてカマキリをみました)
…と、ソロとか息子達と一緒になど色んなショットのベビーカマキリの写真を撮りまくって、さて、表に逃がそうか、とした瞬間に、
あれ?ベビーベッドにまた居る!
え?壁にも、あれ?!この辺にめっちゃいる!!
ベビーカマキリ達がどんどん増えていくのです。私は子供の頃、孵化するカマキリを見た事があるので卵があるはずと気付き始めていましたが、全く自然に出向いて持って帰った記憶もなかったので風で運ばれて来たのだとばかり思っていました。
が。
ベビーベッドが怪しいと勘付いた夫がベビーベッドをのかすと、其処には…
ビニール袋にラフに包まれた、大きな葉っぱ数枚、に産み付けられたカマキリの卵!!!!
家の中に“大漁の”カマキリがいる事に怒り心頭の夫が、長男に大声で怒鳴りつけました。
夫「お前はなんて事をしてくれるんや!!バカ息子!!真の悪ガキがー!!あっち行けー!!」
さっきまでのベビーカマキリの撮影をしていた夫と打って変わり激怒の彼。
これは息子も可哀想。
とりあえずその場から外させて、息子と私で脱衣所で二人で話すことに。
私「あれ、どうしたん?」
息子「遠足で見つけて持って帰ってきた」
私「そっか。カマキリの卵ついてるん知ってた?」
息子「んーん、知らなかった」
私「ホンマに?結構大きいで。怒らへんし、ホンマの事言うて」
息子「知ってたー」
私「そやんな、正直言えたやん!それはオッケー。でもな、卵から今みたいにカマキリの赤ちゃん出てくるって思わなかった?」
息子「まだ割れないと思ってたから」
私「そか。でもさ、最低でも虫かごとか水槽に入れてあげなあかんかったんちゃう?家の中で生まれて今大変やん?」
息子「うん、ごめん。怒られるの怖くて言えなかった」
私「パパは今めっちゃ怒ってしまってるから、ママが後でお話しておくし任せて!ママが守るから、安心して今日は寝てな!」
…という、息子がカマキリの卵をこっそり持ち帰り、屋内で保管し孵化させてしまった話です。
この最後の長男と私の会話が、これまで夫が激怒した時になかったやりとりです。
子育ての指針を夫婦で揃えるのが良い子育てであると、私は信じていて、そうだと今も思っています。
私のやり方は、夫が怒れば私も一緒になって怒っていました。片親が怒ってるのにもう一方は怒っていなかったら指針がバラバラだと勘違いしてきたのでした。
親のどちらかが怒ったらもう一人の親はフォローに入ると言う事が必要でした。
それがなかったので、長男は、
怒られるのが怖い
↓
嘘をつく
↓
怒られる
↓
また嘘をつく
の繰り返しだったのです。
嘘をついても怒らないから本当の事を言って。
この言葉をかけてあげて、多少の嘘は許すけど、これからは嘘つきを辞めて欲しい理由を述べてあげる事が大事だったのだと、気づきました。
この約一年悩んで来た事がやっと解決の方向に向いた気がしました。
嘘をつく子供には理由があるのです。
1. 親に良い子と言われたいから
将来危険な子供になってしまいます。友達には意地悪してしまうなど。
2. 怒られるのが怖いから
今回の長男のケースですね。我が家も嘘つきからの脱却を目指して、冷静な話し合いと逃げ場を作ってあげて一刻も早く両親にもっと心を開く子供にしてあげる環境作りに励みます。
3. 虚言癖
精神的な問題になってくるので、病院に一度行かなくてはいけません。
最後に…
まだまだ物事の善し悪しがわからない幼児から小学生低学年の子供は、悪意を持って悪い事をしていません。
我が家の失敗から、子供を正すのではなく、まずは両親の気づきから行動する事を心掛けていこうと思いました。
以下の書籍は、日々の私のバイブルです。
この本を読むと、
“あ、あかんあかん怒りすぎた!”
“広い心を持とう!”
など、ポジティブな気持ちで子供と向き合う事が出来ます。救われる感じです。
- 作者: ドロシー・ローノルト,レイチャルハリス,Dorothy Law Nolte,Rachel Harris,石井千春
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 文庫
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長男を抱きしめて、ごめん、心から愛してるよ!!
と言わなくては。